危機管理マニュアル(ボーイスカウト三重連盟 安全委員会)

             2014年(平成26年) 4月 新規作成

                安全委員会  川北佳伸(前任)

                       河村清志

                       野原明己

                       川北博文

                       中谷八千代

                       福森朝子

             2015年(平成27年)11月 ホームページにアップ

まえがき

 

 ボーイスカウト活動の多くは、自然をフィールドにプログラムを実行する事から安全確保は最も基本的なテーマです。

 このことから、ボーイスカウト三重連盟では、これまでも安全管理、健康管理、家裁予防等指針は無いものの、ボーイスカウト日本連盟の教育規定及び他県連発行の安全確保に関する書物また歴代諸指導者からの口伝え等にて鋭意スカウト及び指導者、保護者の安全の確保に努めて参りましたが、更に、その徹底を図る為に危機管理マニュアルを作成しました。

 このマニュアルは、スカウト活動中での事故事例を検証し、危機発生時の対応や終息のための日頃からの予防策について標準的・共通的な事項をまとめたものです。

 各団においては、これを参考にそれぞれの実情に応じたより具体的な危機管理マニュアルを作成し、適切な対応を図ってください。

 

第1章 危機管理体制の確立

 

 第1項 危機管理の目的

  (1)ボーイスカウト活動における危機管理の目的

   ① 危機発生時にスカウト及び指導者、保護者等の安全の確保を図るとともに、平常

    時及び危機終息後においても安全管理に努める。

   ② いかなる事態が起ころうとも、組織として活動が出来る体制を確立する。

   ③ 地域社会や関係機関、保護者等との連携を強化する。

   ④ 情報の一元化を図る。

  (2)危機管理の段階

   ① 危機管理の予知・予測

     過去に発生した事例から危機発生の原因や経過等を分析・検討する事により危機

    の予知予測に努める。また、スカウト、指導者、保護者等及び社会環境、自然環境

    等の変化にも充分注意を払い、今後新たに発生する可能性のある危機についても想

    定し予知・予測に努める。

   ② 危機の防止または回避、危機対処の諸準備

     平常時においてもスカウト及び指導者・保護者に対する指導を実施する他、定期

    的な安全管理・点検等を行うなど危機への未然防止に向けた取り組みを行う。

   ③ 危機発生時の対処

     危機が発生した場合、「生命の尊さ」を最優先し、スカウト及び指導者・保護者

    等の安全の確保を図ると共に全指導者が一致団結して危機に対処する事が重要で

    ある。

     また、最小限の指導者しかいない場合であっても、最小限必要な初動体制を確立

    する事が初期の対応として重要(初期対応につまずくと最後まで立ち直れない)

    である。

   ④ 危機再発防止

     危機終息において、危機への取り組み状況と安全管理・点検体制を強化して再発

    防止に向けた取り組みを行う。

 

 第2項 危機管理の現状と課題

  1 危機管理の現状

    ボーイスカウト三重連盟においては、それぞれの個別現象に応じた確たる指針や

   マニュアルが作成されていない。

    このため、各ボーイスカウト連盟、教育委員会、公・私団体等の指針、マニュアル

   文献を参考とし、三重連盟としてのマニュアルを作成し、安全確保に繋げる。

    なお、本マニュアルは、緊急時に「何を」「どのように」行うべきかを要約するも

   ので、基本的な文書処理や連絡ルート、日常の点検項目などの詳細については、各団

   にてマニュアル等を作成し、危機管理について適切な管理体制を図って頂きたい。

  2 危機管理の課題

    今回作成した「ボーイスカウト三重連盟危機管理マニュアル」は、標準的・共通的

   なものであり、今後、これを基に実態に即した見直しを継続的に行う事が必要である

  3 課題解決の為 本マニュアルに明示したもの及び留意事項

  (1)危機に対してどの時点でどの様な対応をするか

     平常時に取り組むべき事項、危機発生時の対応、危機終息後に取り組むべき事項

    をそれぞれ明示しているが、現状に即した対応を日々、確認しておくことが必要

    である。

  (2)危機発生時の業務分担

     危機発生時における団内の基本的業務分担を明示しているが、団会議、団委員会

    等において確認しておくことが必要である。

 

 第3項 危機管理体制の整備

  1 危機発生時の緊急対策

    事件・事故発生直後は、短時間に多くの対応が求められる事から、それに戸惑う事

   無く、危機管理マニュアル等により初動体制を確立し、危機管理に当たる事が重要

   である。

    なお、個別の事象に関する対処方法は「第2章 事項別危機管理の要点」に記載し

   ているので、ここでは、総括的に述べる。

  (1)危機発生時の対応

   ① 危機発生時に各隊長が最初に直面する事は、危機発生現場での対応である事から

    何を最優先に対応するかのマニュアル等に従って冷静に判断する必要がある。

   ② 危機発生時には、直ちに団委員長等に対して指導者は何が何処で発生したかを連

    絡する。

   ③ 団委員長等のリーダーシップ

     危機発生時における指導者の役割分担(同一の役割分担について複数の指導者を

    配置する事が望ましい)は、危機の状況を的確に判断し、全指導者に対して「緊急

    対応(緊急体制)を実施する」旨を発し、危機管理の役割分担等について指示を

    行う事である。

     この場合、団委員長等は自らの所在地を明らかにし、指導者からの報告・連絡・

    相談が円滑に実施出来る様に努めなければならない。

  (2)組織的な対応

     危機発生時には、組織的な対応が求められる事から決定事項等が全指導者に周知

    され、直ちに危機管理体制を構築出来るようにする。

   ① 正確な情報の収集及び共有化

     正確な情報の収集及び共有化を図る事は、憶測や風評が飛び交い無用な混乱を生

    ずる事を防ぐ意味からも重要である。

   ② 関係機関との連携

     ボーイスカウト三重連盟事務局や消防署等、関係機関と日頃から連携を図り危機

    発生時はもちろん、平常時においても指導助言を得られる様に努める。

   ③ 保護者・地域社会との連携

     保護者・地域住民等の関係者と協力し危機の解決に努めると共にスカウトを守る

    体制を整備する。

   ④ 通信手段の確保

     危機発生時には、あらゆる代替えの通信手段を確保する。

     (例:携帯電話、電子メール、アマチュア無線、手旗ほか)

   ⑤ 報道機関への対応

     報道機関への対応は団委員長が当たる。

  3 報道機関への対応

  (1)対応の基本的な考え方

   ① 情報の公開

    イ 個人情報については、個人の尊厳や基本的人権を尊重する立場から個人のプラ

     イバシーを最大限尊重する必要がある為、特定の個人を識別する事が出来る情報

     は、個人情報保護条例の趣旨に鑑み、原則として非公開とする。

    ロ 事件・事故等に関する情報は公開するが、非公開とする場合にはその理由、範

     囲等について明確な説明を行うものとする。

   ② 公平な対応

     報道機関に情報提供する場合、情報の量・質に差異が生じない様、公平な対応に

    努める。

  (2)留意すべき事項

   ① 対応窓口の一本化

     報道機関の取材に対しては、団委員長等又は予め団委員長等から指示を受けた者

    を報道担当(複数が望ましい)と定め窓口を一本化する。

   ② 報道担当者の職務

    イ 速やかに情報の収集・整理を行い報道資料を作成する。

    ロ 報道資料の作成に当たり関係機関と協議する必要のある事項については協議後

     報道資料を作成する。

   ③ 報道機関への要請

      報道担当者は、報道機関の取材により現場の混乱が予想される場合は、取材に

     関し必要な事項を予め文書で報道機関に要請する。また、同文書をボーイスカウ

     ト三重連盟事務局へ提出する。

     例:・事故、事件発生現場への立ち入りに関して

       ・指導者、スカウト、保護者等への取材に関して

       ・取材場所、時間に関して

       ・報道資料の提供(記者会見)予定に関して等

   ④ 報道機関の取材・報道資料の提出・記者会見

    イ 担当者は報道機関から取材のあった際には社名、記者名、連絡先を確認した上

     報道資料の提供又は取材に対応する。また報道資料は、ボーイスカウト三重連盟

     事務局を通じて記者クラブに提供する。

    ロ 報道担当者は報道機関への説明を要する場合や多数の報道機関から取材要請が

     ある場合は必要に応じて記者会見を行う。

    ハ 事件等が長期に渡る場合は、定期的な記者会見の場を設置する。

   ⑤ ボーイスカウト三重連盟事務局への要請

      報道機関の取材が長期化するなど単独での対応が困難な場合はボーイスカウト

     三重連盟事務局に支援を要請する。

  4.地域社会や関係機関、保護者等との連携

   (1)地域社会との連携

      ボーイスカウト活動は、その地域でのボランティア活動の一つであり、日常

     様々な場面での交流を通じて地域に対して適時・適切な情報提供を行うと共に

     地域からの情報収集を行う事により相互の連絡・意思疎通を図る必要がある。

   (2)関係機関との連携

    ① 日常の連携

      ボーイスカウト活動に関し密接不可分な育成会、市役所、消防、警察、病院、

     神社仏閣、商工会議所等は日頃から相談出来る様な関係を構築する必要がある。

    ② 危機発生時の連携

      危機発生時の被害やその後の被害の拡大を最小限にする為、警察、消防、病院

     等の各種関係機関に対して支援要請を行う事を基本とする。

      なお、支援要請を行うに当たって、団委員長等は正確な事実関係を把握し、

     その必要性を判断する。

    ③ 保護者との連携

      ボーイスカウト活動を行っていく上で様々な場面で保護者との関りを持ってい

     る事から、危機発生時においても日常の関わりの中から協力関係を構築すべき

     である。

      但し、危機発生時におけるボーイスカウト活動から保護者に対する連絡体制に

     ついても充分整備しておく事が重要である。

  5.控訴への対応

   (1)指導者が被告となる場合

    ① 控訴の類型

     イ 住民控訴:スカウト活動中に指導者が地域住民に多大な異音・異臭等の迷惑

      を掛ける行為を行った場合。

     ロ 民事控訴:スカウト活動中に指導者がスカウト或いは他地域住民に人的・

      物的損傷を負わせた場合。

    ② 控訴が提起された場合の対応

     イ 団委員長等指導者との協議・相談

     ロ 応訴手続 

       控訴代理人(弁護士)の選任

       方針決定(一部認容、全面的に争う場合)

       指定代理人選任(団が被告となった場合)

    ③ 弁護士との控訴委任契約

      準備書面提出、第1回口頭弁論への対応等、控訴代理人の指示に従う。

   (2)指導者等が原告となった場合

      指導者が被告に損害賠償請求する場合

    ① 訴えを提起するか否かの方針検討

    ② 団委員会での協議

    ③ 弁護士との控訴委任状契約

    ④ 訴え提起

      準備書面提出、第1回口頭弁論への対応等、控訴代理人の指示に従う。

 

第2章 事項別危機管理の要点

 

 第1項 活動中に係わる事項

   .墜落・転落

    「信号塔を組み上げ後、上部に登る途中、頂上付近で縛ったロープが切れバランス

    を崩し地面に落下し頭部を強打した。呼び掛けに対して反応が無く、顔面も蒼白と

    なっていた。」

    (1)危機発生時の対応

     ① 救急(応急)措置

      イ 指導者はスカウトの意識の有無・顔色・呼吸・脈拍等を確認し、負傷者

       への救急処置を行う。

      ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

      ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる。

      二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する病院

       があるか等を確認する。

      ホ 救急車到着迄の間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的確に

       実施する。

      へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者迄

       誘導する。

      ト 指導者は、救急隊員に事故発生の状況や応急措置の状況等を説明する。

      チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

       向かう。

     ② 状況把握

      イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

      ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

      ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

       負傷の状況により団委員又は他指導者を病院に派遣させる。

      二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

     ③ 関係機関との連携

       団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

      イ 消防(119番:救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示に

               により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

      ロ 病院     :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

      ハ 警察(110):団委員長は、状況に応じて事故が発生した事を連絡する

      二 保護者    :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対応や

               経過・本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込みの話し方

               は混乱のもと)を伝える。

      ホ 団委員長   :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト三重

               連盟に報告し、後日文書で提出する。

     ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

      イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医師

       から診断、治療内容を聞き事故の経過を正確に把握し、記録する。

      ロ 関係機関や報道機関等 外部への情報を提供する場合は、団委員長を窓口

       とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

    (2)危機終息時の対応

     ① 原因の究明

       団委員長は、事故にかかわる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

      点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

     ② 支援・援助

      イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

       事故の経緯を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保健手続、治療等につい

       て説明を行う。

      ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を招

       かない様配慮する。

     ③ 心のケア

       負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる場

      合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りなが

      ら心のケアを行う。

     ④ 再発防止

       指導者やスカウトに対しる事故防止策や安全点検等の見直しを行い、事故

      再発防止に取り組む。

     ⑤ 報告

       事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

    (3)危機予防策

     ① 安全面に充分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

     ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

      させる。

     ③ 万一、事故が発生した場合に備え、迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

      体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

      に出来る様にする。

     ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする。

    .骨折

     「スキー訓練時、スカウト3人のグループでゲレンデを滑走時、ギャップ上でバ

     ランスを崩して転倒した際、足首付近でポキッという音がした。その部位を見る

     と赤く腫上っていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトの負傷部位を確認し、応急処置を行う。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)にゲレン

        デの救急隊の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

       二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する病

        院があるか等を確認する。

       ホ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       へ 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       ト 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の下、分担して次の対応を行う。

       イ ゲレンデの救急隊:救急スキータンカの要請を行う。救護所到着後、診

                 断により精密診療が必要な場合、救急車には、救急隊

                 員の指示により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は、状況に応じて事故が発生した事を連絡

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き、情報の収集に努めると共に、

        医師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長を窓口

        とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明  

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明し、その反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に保護者に事

        故の経緯を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等につい

        て説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経緯を説明し混乱を招か

        ない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる場

       合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りなが

       ら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い、事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に充分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え、迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 三角巾等を使った骨折の応急手当について指導者が実践出来る様にする。

    .切傷

     「野営料理中、スカウトが炊事用の燃料を確保するのに鉈で薪割をしていた際、

     誤った鉈の使い方をして薪に添えていた自分の手を折損し出血が止まらず顔面蒼

     白となっていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトの意識の有無・顔色・脈拍等を確認し、負傷者への救

        急(止血)処置を行う。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

       二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する病

        院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に止血等の手当てが必要と認められる場合は的確に

        実施する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示

                 により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は状況に応じて事故が発生した事を連絡 

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 三角巾等にて止血訓練等の応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    .火傷

     「大営火を盛り上げる為、仕掛けの着火テストの最中 突如燃料(チャッカマン

     )に火が着き、近くで木の組み立て作業をしていたスカウトに飛び火。背中の

     皮膚が水膨れとなり顔面蒼白となっていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトの意識の有無・顔色・脈拍等を確認し、負傷者への救

        急処置を行う。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

       二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する病

        院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的

        角に実施する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示

                 により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は状況に応じて事故が発生した事を連絡 

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    .帰宅途中の交通事故

     「スカウトが活動終了後、帰宅の為、活動地点を出た道路を横断中、乗用車に

     跳ねられて頭部を強く打ち頭部から出血が見られ、意識不明となった。事故を

     目撃した地元の人が活動地点へ通報して事故の発生を知り、事故をしたスカウト

     の名前が判明した。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ 交通事故の通報を受けた指導者は、速やかに団委員長へ報告する。

       ロ 団委員長は、現場へ指導者(複数)を派遣する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 救急車、パトカーが到着していない場合は、消防署、警察署へ連絡の

        有無を確認する。

       ロ 自団のスカウトである事を確認の上、二次災害を防止する為、安全な

        状況を確保する。

       ハ 救急車の進入路を確保し、救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷

        者まで誘導する。        

       二 指導者(最低1)は救急隊員の指示に従い救急車に同乗するか、若しく

        は別途搬送先の病院まで赴く。

       ホ 指導者(最低1)は現場に残り、事故の状況について情報収集すると共

        に警察官の現場検証に立ち会う。

       へ 保護者が病院に到着していない(保護者に連絡が未了の)場合、事故発

        生の事実を知らせ搬送先の病院へ向かう様伝える。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示

                 により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は状況に応じて事故が発生した事を連絡 

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 定期的な活動地点周りの道路状況の点検を実施する等、全指導者が再発防

       止に向け共通理解の下、取り組む体制を整える。

      ② スカウトに対する交通安全指導について道路横断時の安全確認等、移動時

       の危険要因を具体的に上げ指導する。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 三角巾などにて止血訓練、心肺蘇生法等の応急手当について指導者が実践

       出来る様にする。

       

    .水難

     「川原での水遊び範囲をスカウトに理解させた後、水遊び中、1名不明となり

     捜査結果、範囲外の水中で発見。呼び掛けに対して反応が無く、顔面も蒼白と

     なっていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトの意識の有無・顔色・脈拍等を確認し、負傷者への救

        急処置を行う。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

       二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告する。

       ホ 救急車到着までの間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的

        角に実施する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示

                 により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は状況に応じて事故が発生した事を連絡 

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    .熱中症

     「毎年、夏期に実施している2泊3日の野営活動で午前中のパイオニアリング

     プログラムを実施中に熱中症で1名、呼び掛けに対して反応は有るものの、顔面

     も蒼白となっていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトの意識の有無・顔色・脈拍等を確認し、負傷者への救

        急処置を行う。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

      以下状況に応じて対応する。

       二 指導者は負傷したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的

        角に実施する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、負傷したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、救急隊員の指示

                 により指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :負傷者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 警察(110番):団委員長は状況に応じて事故が発生した事を連絡 

                 する。

       二 保護者     :負傷したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ホ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    .凍傷

     「2泊3日の野外活動でスキー訓練を実施中、当日は吹雪で団体での活動を中止

     していたが隊長の許可を得てVSスカウト数人で夕方迄活動をして手の指の表面が

     赤く腫れ痒みを伴って宿舎へ戻った。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトを暖かい場所へ移動させ、監部を40~42℃のお湯

        等で温める。これを患部に運動機能が戻るまで続ける。

         凍傷部位をこすったり、叩いたり、振ったりしてはならないと言われて

        いる。

      以下は患者の状態に応じて実施する。

       ロ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

       (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する

       ハ 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

      以下状況に応じて対応する。

       二 指導者は発症したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的

        角に実施する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、発症したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 病院      :発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ロ 保護者     :発症したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ハ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    .虫刺され

     「毎年夏期に実施している2泊3日の野営活動で午前中のパイオニヤリングプロ

     グラムを実施中に突然、スズメ蜂の大群が飛来し1名のスカウトが腕を刺された

     症状は赤く腫れ、呼吸は正常、意識あり、痙攣等は無く痛がるのみであった。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者は全員を速やかに刺された場所から移動さす。

         出来るだけ身を屈める様にして姿勢を低くして逃げる。

         逃げる際手で払ったりすると蜂に刺激を与えるので危険。

       ロ 刺された個所を流水等で洗い流す。

         この時手で毒液を洗い流すようにする。

         毒液を絞り出す器具が有ればこれで対応して下さい。

         患部に虫刺されの薬を塗る。

          (副腎皮質ホルモン含有の抗ヒスタミン軟膏が良い)

      以下は患者の状態に応じて実施する。

       ハ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

        (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼

        する。

       二 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

      以下状況に応じて対応する。

       ホ 指導者は発症したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       へ 救急車到着までの間に心肺蘇生法の手当てが必要と認められる場合は的

        角に実施する。

       ト 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       チ 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       リ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、発症したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 病院      :発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ロ 保護者     :発症したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       ハ 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        負傷したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

      ④ 心肺蘇生法の訓練等により応急手当について指導者が実践出来る様にする

       

    10.伝染病

     「学校でインフルエンザが流行し、本人には症状がなかったので2泊3日の

     スキー訓練に参加したが初日の朝、39℃の高熱や筋肉痛が発生した。尚、他の

     スカウトには同様の症状は見られない。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者は発症者の意識の有無・顔色・呼吸・脈拍等を確認し、発症者へ

        の救急処置を行う。

       ロ 指導者は状況に応じて周囲にいる者(他指導者)に救急車(119番)

        の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する。

       ハ 指導者は、他のスカウトが感染しない様、マスク、手洗い等をさせ場所

        を移動させる。

       二 指導者は発症したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に、水分等が必要と認められる場合は的確に実施

        する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から発症の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、発症したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、隊員の指示に

                 より指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 保護者     :発症したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       二 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、発症したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        発症したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。事故

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

       

    11.食中毒

     「毎年、夏期に実施している2泊3日の野営料理で昨晩の残ったカレーとご飯を

     翌朝、温めずに食べたところ、昼前に腹痛と下痢を発症した。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者は発症者の意識の有無・顔色・呼吸・脈拍等を確認し、発症者へ

        の救急処置を行う。

       ロ 指導者は状況に応じて周囲にいる者(他指導者)に救急車(119番)

        の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼する。

       ハ 指導者は、他のスカウト等の発症の有無を確認する。

       二 指導者は発症したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       ホ 救急車到着までの間に、水分等が必要と認められる場合は的確に実施

        する。

       へ 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       ト 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       チ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から発症の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、発症したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、隊員の指示に

                 より指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 保護者     :発症したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       二 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、発症したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        発症したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 環境面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

       

    12.食料への異物混入

     「ディキャンプの昼食用に買ったパンをスカウトへ配布中、指に刺さる感触が

     有り、包装フィルムを剥がしてよく中を見たら3㎝位の針が刺さっていた。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 救急(応急)措置

       イ 指導者はスカウトに配布したパンを全て回収する。

       ロ 指導者はスカウトがパンを食べていない事を確認する。

      以下は患者の状態に応じて実施する。  

       ハ 指導者は、状況に応じて周囲にいる者(他指導者、スカウト)に救急車

        (119番)の出動要請、団委員長への連絡、他指導者への応援を依頼

        する。

       二 指導者は、他のスカウトを救急活動の障害にならない場所に移動させる

      以下は状況に応じて対応する。

       ホ 指導者は発症したスカウトの保護者に事故の概要を報告し、希望する

        病院があるか等を確認する。

       へ 救急車到着までの間に、心肺蘇生法等の手当てが必要と認められる場合

        は、的確に実施する。

       ト 救急車の進入路を確保し救急車が到着したら速やかに救急隊員を負傷者

        迄誘導する。

       チ 指導者は、救急隊員に事故発生時の状況や応急措置の状況等を説明する

       リ 指導者は救急隊員の指示により救急車に同乗又は別途、搬送先の病院に

        向かう。

      ② 状況把握

       イ 指導者は、医師に事故発生の状況等を報告する。

       ロ 医師から負傷の状況、診断、治療内容を聞き、団委員長へ報告する。

       ハ 団委員長の指示の下、発症したスカウトに付き添う等の対応をする他、

        負傷の状況により団委員、又は他指導者を病院に派遣させる。

       二 他のスカウトの動揺を抑えると共に、状況を説明する。

      ③ 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番):救急車の要請を行う。救急車には、隊員の指示に

                 より指導者が同乗し、状況の説明を行う。

       ロ 病院      :発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 保護者     :発症したスカウトの保護者へ連絡する。事故への対

                 応や経過や本人の状況、搬送先等、事実のみ(見込み

                 の話し方は混乱のもと)を伝える。

       二 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、発症したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        発症したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 安全面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

   13.飲料水の汚染

     「キャンプ場で団キャンプの時、食事の準備で水道水の蛇口を開にしたら錆びた

     水が出たので奇麗な水に切り替わるまで待ったが、10分経っても錆びた水の

     ままであった。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ 飲料水汚染の通報を受けた指導者は、速やかに団委員長へ報告する。

       ロ 団委員長は、現場で指導者と共に汚染状況を確認する。又、参加者が

        生水を飲んでいない事も確認する。普段から生水を飲まない様指導してい

        たので飲んだ者はいなかった。

      ② 応急処置

       イ 各隊で汚染水を使わない様連絡をすると共に他の飲料水を確保する。

       ロ 汚染水蛇口に使用禁止の札を掛ける。

       ハ キャンプ場管理者へ汚染水発生の連絡をする。


   14.高圧ガス・危険物・劇毒物

     「年末恒例である団委員会主催の餅つきで、餅米をプロパンガスで蒸し始めた時

     ガス臭い臭気がしたのでコンロの元コック及びボンベの元バルブを閉めた」

     (1)状況把握

      ① 餅米蒸し担当の指導者は、ガス臭い臭気があったので蒸し作業を中止した

       旨の事を速やかに団委員長へ報告をする。

      ② 団委員長は、指導者と共にスカウト及び指導者をガス臭い場所から離れさ

       せ、ガス漏れの原因を調査する。

     (2)応急措置

      ① 予備のPPボンベ、バルブ、ホース、コンロに取換えてイベントを再開する

      ② 取り換えたPPボンベ、バルブ、ホース、コンロにクラック及び材質の劣化

       の有無を実ガス又は不活性ガスで圧力を掛け石鹸液でリークテスト等を行い

       破損個所を調べる。

        尚、実ガスを使用する場合は火気厳禁の事。

      ③ 破損した部品は廃棄する。

    15.予定下山時間 到着不可能

     「1か月前には下見及び計画書を提出、承認も得て、日帰り登山活動を実施した

     が、風景のスケッチで予定時間をオーバーし、下山時間に到着が出来なくなった

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ 指導者は、速やかにスカウトの健康状態、疲れ程度等の体調、防寒着、

        非常食、飲料水等の持ち物を調査する。

       ロ 指導者は、団委員長へ現在位置、スカウトの状態、気象状況、現地の

        状況、予定到着見込み時間等を、携帯電話、無線等で報告する。

         (電波の通じる場所へ移動する際は2名以上で行動する事。)

      以下、状況に応じて対応する。

      ② 関係機関との連携

        団委員長の迅速な指示の基、分担して次の対応を行う。

       イ 消防(119番)&警察(110番):遭難(可能性)の状況を連絡。

                 

       ロ 病院      :怪我、発症者の治療の為、医師に状況説明を行う。

       ハ 保護者     :怪我、発症したスカウトの保護者へ連絡する。

                  事故への対応や経過や本人の状況、搬送先等、

                 事実のみ(見込みの話し方は混乱の元)を伝える。

       二 団委員長    :団委員長は、事故の概要を速やかにボーイスカウト

                 三重連盟に報告し、後日文書で提出する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ スカウトの動揺を鎮めながら情報を聞き情報の収集に努めると共に、医

        師から診断、治療内容等を聞き事故の経緯を正確に把握し、記録する。

       ロ 関係機関や報道機関等外部への情報を提供する場合は、団委員長等を窓

        口とするなど、一本化を図り、混乱を避ける。

     (2)危機終息時の対応

      ① 原因の究明

        団委員長は、事故に関わる情報を整理・記録すると共に、事故原因や問題

       点を調査・究明しその反省と改善について全指導者の共通理解を図る。

      ② 支援・援助

       イ 団委員長と関係指導者は、負傷したスカウトを見舞うと共に、保護者に

        事故の経過を説明し日本ボーイスカウト連盟等の保険手続、治療費等に

        ついて説明を行う。

       ロ 事故に遭遇した他のスカウトについて、事故の経過を説明し、混乱を

        招かない様配慮する。

      ③ 心のケア

        発症したスカウト及び周囲のスカウトでショックを受けている者がいる

       場合、精神科医やスクールカウンセラー等専門家に依頼する等連携を図りな

       がら心のケアを行う。

      ④ 再発防止

        指導者やスカウトに対する事故防止策や安全点検等の見直しを行い。

       再発防止に取り組む。

      ⑤ 報告

        事後措置の状況をボーイスカウト三重連盟へ報告する。

     (3)危機予防策

      ① 環境面に十分配慮しながら、スカウトの実態に即した指導計画を立てる。

      ② スカウトに、常に安全に注意して活動する能力、態度及び習慣を身につけ

       させる。

      ③ 万一、事故が発生した場合に備え迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

       体制、役割分担を定め、全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実

       に出来る様にする。

       

  第2項 自然災害等に係る事項

    1.地震・津波

     「2011年3月11日 東日本太平洋沖の広範囲を震源とする大地震が発生し

     崖崩れや家屋の損壊や落下、更には前代未聞の津波が発生し東日本大震災と

     なった。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ スカウト、指導者、保護者等の人的被害(安否)の確認をする。

       ロ 通信手段の被害状況を確認する。

       ハ 移動手段の被害状況を確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 防災体制を速やかに整え、救護班の編成と迅速な救護活動を開始する。

       ロ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       ハ 発火物の適切な処理と確認をする。

       二 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や報道関係者等、外部への情報提供する場合は、団委員長等を

        窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救護

        速やかなスカウト活動の再開及びスカウト活動援助の必要性の確認をする

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 再発防止(危機の予防対策)

       イ 避難訓練を実施する。

       ロ 防災教育を実施し、啓蒙活動を行う。

    2.火山噴火

     「日本は火山大国であり、富士山の大噴火も騒がれており、スカウト活動中に

     発生する可能性もあり、土石流の発生、火山弾の飛来等も考えられる。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ スカウト、指導者、保護者等の人的被害(安否)の確認をする。

       ロ 通信手段の被害状況を確認する。

       ハ 移動手段の被害状況を確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 防災体制を速やかに整え、救護班の編成と迅速な救護活動を開始する。

       ロ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       ハ 発火物の適切な処理と確認をする。

       二 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や報道関係者等、外部への情報提供する場合は、団委員長等を

        窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救護

        速やかなスカウト活動の再開及びスカウト活動援助の必要性の確認をする

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 再発防止(危機の予防対策)

       イ 避難訓練を実施する。

       ロ 防災教育を実施し、啓蒙活動を行う。

    3.落雷・竜巻

     「世界各地で異常気象による落雷及び竜巻等が発生していると言われているが、

     スカウト活動中に発生する可能性も考えられる。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ スカウト、指導者、保護者等の人的被害(安否)の確認をする。

       ロ 通信手段の被害状況を確認する。

       ハ 移動手段の被害状況を確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 防災体制を速やかに整え、救護班の編成と迅速な救護活動を開始する。

       ロ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       ハ 発火物の適切な処理と確認をする。

       二 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や報道関係者等、外部への情報提供する場合は、団委員長等を

        窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救護

        速やかなスカウト活動の再開及びスカウト活動援助の必要性の確認をする

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 再発防止(危機の予防対策)

       イ 避難訓練を実施する。

       ロ 防災教育を実施し、啓蒙活動を行う。

    4.大雨・洪水

     「世界各地で異常気象による大雨・洪水が発生していると言われているが、

     スカウト活動中に発生する可能性も考えられる。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ スカウト、指導者、保護者等の人的被害(安否)の確認をする。

       ロ 通信手段の被害状況を確認する。

       ハ 移動手段の被害状況を確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 防災体制を速やかに整え、救護班の編成と迅速な救護活動を開始する。

       ロ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       ハ 発火物の適切な処理と確認をする。

       二 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や報道関係者等、外部への情報提供する場合は、団委員長等を

        窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救護

        速やかなスカウト活動の再開及びスカウト活動援助の必要性の確認をする

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 再発防止(危機の予防対策)

       イ 避難訓練を実施する。

       ロ 防災教育を実施し、啓蒙活動を行う。

    5.豪雪

     「世界各地で異常気象による豪雪も発生していると言われているが、

     スカウト活動中に発生する可能性も考えられる。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ スカウト、指導者、保護者等の人的被害(安否)の確認をする。

       ロ 通信手段の被害状況を確認する。

       ハ 移動手段の被害状況を確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 防災体制を速やかに整え、救護班の編成と迅速な救護活動を開始する。

       ロ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       ハ 発火物の適切な処理と確認をする。

       二 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や報道関係者等、外部への情報提供する場合は、団委員長等を

        窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救護

        速やかなスカウト活動の再開及びスカウト活動援助の必要性の確認をする

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 再発防止(危機の予防対策)

       イ 避難訓練を実施する。

       ロ 防災教育を実施し、啓蒙活動を行う。

    6.猛獣(山林で熊を発見)

     「団キャンプで森林の自然観察を行っていた時、熊の足跡や糞を発見した。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

        指導者はスカウトの安全確保を最優先に、スカウトの精神的な動揺を鎮め

       ながら連携して対応する。

       イ 熊に遭遇しない様に鈴、笛、ラジオ等音のするものを身に付け、熊に

        自分の存在を知らせる。

       ロ 熊の活動が活発な朝夕や霧が出ている時の行動は避ける。

       ハ 時々あたりに注意を払い、熊の足跡、糞等を発見した時は直ぐに

        引き返す。

       二 遠くに熊を発見した時は、慌てずそっと立ち去る。

       ホ 大声で叫んだり、石や棒、木切れを投げつけて熊を興奮させない。

       へ 小熊を発見した場合は、親熊が近くにいるので、そっと立ち去る。

       ト 熊から目を離さない様にして、出来るだけゆっくりと後ずさりしながら

        熊から離れる。熊との間に立木等の障害物を入れる事が出来る位置へ移動

        する事で突進を防ぐ事が出来る場合もある。

       チ 走って逃げない。

      ② 救急(応急)措置

       イ 負傷した場合は、現地で可能な限り応急措置を施す。

       ロ 下山できる場合は下山する。

       ハ 携帯電話が使用できる場合は、携帯電話により119番、110番に

        救助を要請すると共に、育成会等へ応援等を求める。

       二 負傷者が下山出来ず、携帯電話が使用できない場合は、指導者が連携し

        負傷者を保護する者とスカウトと共に下山し救助を求める者に分かれる。

       ホ 避難場所への安全で的確な誘導をする。

       へ 通信手段の確保を図る。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、医療機関等との連絡体制

       の確保を図る。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

       イ 人的被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ロ 活動場所における被害の的確な情報収集と確認を行う。

       ハ 関係機関や法堂関係者等 外部への情報を提供する場合は、団委員長等

        を窓口とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 原因の究明

       イ スカウト等の被災の原因として、人的要素がないか確認する。

       ロ 防災体制の問題点の有無確認をする。

      ② 復旧及び支援/救援

        速やかなスカウト活動の再開、及びスカウト活動援助の必要性の確認を

        する。

      ③ 心のケア

       イ スカウト等に係る心身の健康状態の把握に努める。

       ロ 心のケアに対する体制の整備を図る。

      ④ 危機の予防対策

       イ 野外活動が必要な場合は、予め入山地域の熊の出没情報を警察・市町村

        長役場・地元住民等から収集し、危険な場所へは近ずかない。

       ロ 朝夕黎明薄暮時は、熊の活動が活発な時間帯であり、山中に入らない。

       ハ 熊に遭遇した場合の安全確保を図る為、状況に応じて熊撃退用のスプレ

        -等を準備する。

       二 キャンプ場等でのゴミは必ず持ち帰る等、熊を引き寄せない様にする。

       ホ 携帯電話が通話可能なエリアでは不測の事態に備えて携帯する。

       へ 万一事故が発生した場合に備え、迅速な対応の仕方を心得ておく。連絡

        体制、役割分担等を全員が理解しておくと共に、掲示により対応が確実に

        出来る様にする。

    7.PM2.5 注意報発令

     「PM2.5 注意報発令」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

        スカウト活動当日の朝、HPの大気汚染物質広域監視システム(愛称:

       そらまめ君)にて1時間毎の状況を確認したところ注意報発令となっていた

      注:大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)はPM2.5の他、

       光化学オキシダント(OX)等の測定表示項目も記載有り。

      ② 救急(応急)措置

       イ 出来るだけ野外の活動は避けて建屋内の活動とする。

       ロ PM2.5対応マスク等の保護具を着用する。


  第3項 その他の事項

    1.窓口対応

     「事前連絡も無く来客が有り、スカウト活動場所周りを探索し、苦情を申し入れ

     たいとの事であった。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握

       イ 相手が何処の誰かを確認する。

       ロ 用件の内容を的確に確認する。

       ハ 危険物の所持が無いかを確認する。

      ② 救急(応急)措置

       イ 用件の内容を確認の為、相手に対して復唱する。

       ロ 問題の要件については担当を決めて検討する事を伝える。

       ハ 一人の指導者だけでは無く複数の指導者で対応する。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、等との連絡体制の確保が

       必要か検討する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

        関係機関や法堂関係者等外部への情報提供する場合は、団委員長を窓口と

       するなど、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 来団(隊)の目的を把握すると共に、来団(隊)の目的が何かを検討する

      ② 再発防止(危機の予防対策)

       イ 来団(隊)者に対して充分な説明責任を果たす等をして、苦情が出ない

        よう運営に努める。

       ロ 再来に備えて対応を検討する。

    2.空からの落下物

     「宇宙衛星落下の情報が入った。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握 

        落下場所の特定をする為、情報の収集に努める。

      ② 救急(応急)措置

       イ 避難場所の確認をする。

       ロ 連絡体制の確認をする。

       ハ 関係機関等の連絡体制の確認をする。

       二 関係機関等への確認に当たっては、電子メール、インターネット等を

        活用し速やかに情報伝達を行うと共に、文書で情報を伝達する。

      ③ 関係機関との連携

        育成会、警察(110番)、消防(119番)、等との連絡体制の確保が

       必要か検討する。

      ④ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

        関係機関や法堂関係者等外部への情報提供する場合は、団委員長等を窓口

       とする等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ⑤ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 関係機関から原因、被害状況等の情報収集に努める。

      ② スカウト、指導者等の避難が適切に行われたかを把握する。

      ③ 復旧及び支援・救助、及び早期に活動が出来る様、対応策を検討し実行

       する。

      ④ 心のケア

        スカウト等の被害については、保護者、医師等関係機関との連携を図り

       心のケアをする。

     (3)危機の予防対策

        普段から関係機関等の情報の把握に努める。

    3.不審者対応

     「普段見慣れない人物が手提げ袋を片手に持ち、活動地点入り口を約1時間程度

     何か独り言を言いながら徘徊している。」

     (1)危機発生時の対応

      ① 状況把握・救急(応急)措置

       イ 相手が何処の誰かを確認する。

       ロ 用件の内容を的確に確認する。

       ハ 凶器、危険物の所持が無いかを確認する。

       二 用件の内容を確認の為相手に対して復唱する。

       ホ 問題の要件については担当を決めて検討する事を伝える。

       へ 一人の指導者だけでは無く、複数の指導者で対応する。

      ② 関係機関との連携

        凶器を所持する等、周辺に危害を加える恐れのある不審者の進入に当たっ

       ては速やかに団委員長、育成会、警察(110番)、消防(119番)、等

       との連絡体制の確保が必要か検討する。

      ③ 情報の収集と一元化(報道機関への対応)

        関係機関や報道機関等外部への情報提供する場合は、団委員長等を窓口と

       する等、一本化を図り、混乱を避ける。

      ④ 保護者及びボーイスカウト三重連盟事務局への連絡・報告

       イ スカウト等の保護者へ速やかに連絡する。

       ロ 三重連盟事務局へ速やかに連絡する。

     (2)危機終息後の対応

      ① 来団(隊)の目的を把握すると共に来団(隊)の目的が何か検討する。

      ② 再発防止(危機の予防対策)

       イ 来団(隊)者に対して充分な説明責任を果たす等をして、苦情が出ない

        様運営に努める。

       ロ 再来に備えて対応を検討する。


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2024年度

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このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、三重連盟事務局(事務局長

服部久司)の責任のもとに掲載しています。